時代を超えてふろしきを利用するなら

ふろしきは長い間利用されてきましたが、最近になって生生日に伴い少しずつ日本の伝統的なものが使われなくなってきています。当然風呂敷も例外ではなく、その1つに入ると言っても良いかもしれません。実はこの歴史は非常に古く、500年以上前から人々の生活に馴染んできたものです。

例えば、山田土日柿の木の下で柿を拾ったとき、これを風呂敷に包んで帰れば同時に両手でも持つことができない量のものを入れることができるわけです。また、お隣さんに何か届け物をする時でも、これに包んでいくことが重要になります。

中身を見せても良いかもしれませんが、できるだけ中身を見せることを避けていたこの国では、現在でもポチ袋などがお年玉の袋に利用されている通り、中身を見せないことが多いようです。その時にふろしきと言うのは非常に重要な役割を果たしていました。

昨今は、これがあまり使われなくなってきましたので、歴史や伝統が非常に残っている京都市のエコちゃんがレポートをして、これを流行らせようとしているわけです。時代を超えて風呂敷を使う生活スタイルへのシフトをすることが必要ですが、同時に環境問題が解決できるというのも多くの人に知ってもらいたい日になります。

これを進化させるにはどうしたらいいか

最近の人々は、環境に配慮すると言うことが子供の家から教育されています。今の大人の中でも40代以上の人は子供の頃からそこまで教育されていなかった可能性が高いです。その上の大人の世代も、環境問題に関しては、あまり注目していませんでした。

レジ袋の代用

日本で本格的に環境問題が注目されるようになったのは、4大公害と呼ばれるものが発生した昭和40年から50年位でした。ただこれも局地的なもので全国的にはそこまで関係ないと言われていたわけですが、それもそのうち考え方が変わり全国でもあるいは地球全体で環境に対する認識をしなければならなくなったわけです。

ふろしきとこの話がどのように関係するかと言えば、風呂敷と言うのは何度でも再利用ができますのでゴミを減らすことにつながります。スーパーのビニール袋などを使うよりは、よほど良い事かもしれません。また、いらなくなったペットボトルをつぶしてこれを再び利用する時風呂敷に変化させることができてしまいます。

このような重要な事実があまり知られていないため、まだ利用率は少ないですがこれを京都市だけでなく国の単位で推奨するようになれば時代は少し変わっていくかもしれません。ふろしきも今まで通りのデザインだけでなく、新しい形に変えていくことが重要になります。

アウトドアで見直される風呂敷

古くは奈良時代からものを包む布として活躍してきた風呂敷は、
欧米化や近代化の波を受けて一時は廃れてしまったものの
近年では環境に優しいエコバッグのひとつとして
再び注目を集めています。

そんな風呂敷ですが、今ではアウトドアの分野でも
見直されていることをご存知でしょうか。

いつも身の回りにあるのが風呂敷

風呂敷とアウトドアという一見するとミスマッチと思える
二つですが、布きれ一枚でいろいろな形に変化させることが可能で
対象物に合わせてきれいに包み込めるため、アイデア次第では
使い勝手に優れた便利グッズに早変わりします。

近頃では屋外で使用可能なように防水加工されたものや
ビニールで作られたものなども登場するなど、和装を扱っている
お店ばかりではなく、アウトドア用品店でも購入することができます。

何かと荷物が多くなりがちなキャンプにおいて風呂敷が見直されてきた背景には、
それ自体が荷物にならないことがあります。

大きな荷物を包んで持ち運びができますが折りたたんでしまえば
ポケットに入れることも可能であるなど、帰宅するときに
邪魔にならないことが最大の魅力です。

デザインや種類も豊富なうえに価格も手頃なので、
アウトドアがお好きならば一枚用意してみてはいかがでしょうか。

キャンプにおけるフロシキの利用法とは

アウトドアの代名詞でもあるキャンプでは、フロシキを一枚持っているだけで
さまざまな利用法があります。

まずはその本来の使い方である「包む」ですが、衣類や食材などを
まとめて持ち運ぶことができます。

まとめて包める

人数分の衣類や食材などを用意するとかなりの量になってしまいますが、
それらを一度に包めることが大きな魅力です。

加えて、ボックスや袋に入れていた場合は手前のものから順に
取り出さなければなりませんが、フロシキであれば縛ってある部分を
ほどくことで全体が露出するため、必要なものを取り出しやすい
という特徴があります。

更に、作った料理や食器類など虫やほこりを付けたくないものには
上から被せるだけでカバーすることができますし、目隠しの役割も
果たすことができます。

また、大きめのフロシキであればクロスやタープとしても
使うことが可能で、芝生や濡れた地面の上に広げれば
レジャーシートとしても使うことができ、四隅を縛れば
バッグにもなります。

このように、消耗品がなくなったらコンパクトにまとめられて
荷物にもならないなど身支度も手軽で帰り支度も簡単なフロシキ、
日本の伝統的なアイテムを是非アウトドアでも
活用してみてはいかがでしょうか。